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ホリスティック栄養学&ホリスティックケアを中心とした健康コラム By Yukiyo
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ミョウガのα−ピネン
ミョウガをたくさん食べると物忘れが激しくなるとか、おバカになる…なんて話を聞いたことがあるかと思いますが、これは、釈迦の弟子である周梨槃特(スリハンドク)の話が元だと言われています。
自分の名前を忘れてしまう周梨槃特を不憫に思った釈迦が、首から名札をかけさせましたが、そのことさえも忘れてしまい、とうとう死ぬまで自分の名前を覚えることができなかったのだそうです。
死後、お墓に見慣れぬ草が生えてきたので、一生自分の名前を荷(にな)って苦労したということから「茗荷(みょうが)」と名づけられたのだとか…。
また、ミョウガは刺激が強い薬味なので子供にあまり食べさせないように親が言い出したという説もあるのだそうです。
もちろん、物忘れが激しくなることはありません

…というか、むしろ、脳に軽い刺激を与え、ぼ〜っとした頭をシャキッとさせる作用あるようです。ある実験では、記憶や集中力をつかさどる前頭前野部が普段よりも活発に働いていたのだそうです。
また、熱を冷まし、解毒効果があるので、夏バテに効果がありますし、ホルモンのバランスを整える効果があるので、生理不順・更年期障害・生理痛や女性の冷え性・冷えからくる腰痛や腹痛にも有効です。
さらに、呼吸・発汗・血液循環などの機能を促す作用があるので、腰痛・肩こり・リウマチ・神経痛にも効果があり、患部にそのままはったり、入浴剤として用います。

これらの効果は、ミョウガの持つ香り成分によるものです。
ミョウガの香りにはマツやスギ、ヒノキなどの森林の香りにも含まれるさわやかな香りのα-ピネンβ-ピネン、土の香りに似たメトキシピラジン類など様々な香気成分が含まれています。

ピネン(pinene)は、化学式がC10H16で表される有機化合物で、モノテルペンの1種です。名称はマツ (pine) に由来し、松脂や松精油の主成分であるほか、多くの針葉樹に含まれ特有の香りのもととなり、香料や医薬品の原料となります。
中でもα−ピネンという精油成分は、眠気を覚ましたり、発汗を促したり、呼吸や血液の循環を良くしたり、消化を促進したりするのです。 

ちなみに、ミョウガの辛み成分には、抗菌性のあるミョウガジアールなどがあり、花ミョウガの赤い色はアントシアニンです。

 花ミョウガ
 ミョウガの香り成分
| Yukiyo | 食品・栄養 | 11:30 | comments(2) | -
確かにミョウガを食べるとスキッとしますが、香り成分のせいだったのですね。
| Shiho | 2010/08/31 4:02 PM |

ミョウガを食べるとバカになるって、子供の頃、聞いたことがあります。子供の時は好きじゃなかったので、忘れていました。
でも、ミョウガの香りには色々な効能があるんですね。
大量に食べるものではありませんが、今、美味しい季節なので、食べようと思います。
| Yoko | 2010/08/29 12:26 AM |












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