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ホリスティック栄養学&ホリスティックケアを中心とした健康コラム By Yukiyo
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苦味の有用成分

今日から9月…早いですねぇ。

今年の夏はゴーヤをよく食べました。
子供の頃は食べられなかったのにいつの間にか食べられるようになっていた食べ物っていくつかありますが、ゴーヤもその1つです。



ゴーヤやフキノトウなどの苦みや、コーヒ−、ビール、ビターチョコなどのほろ苦さは、それぞれの食品に欠かせないものですが、子供の時は苦手だった方が多いと思います。

植物の苦み成分は害虫などから身を守るためのものですが、ヒトが苦味を拒否するという感覚は、自分の身を守るために備わった反射的な機能なのでしょう。

甘味と塩味に対しての嗜好性は、一生を通してあまり変わらないけれど、苦味と酸味に対する嗜好は幼児では低く、成長課程での食体験を通じて高まっていくと考られえているのだそうです。


味覚には 甘味・塩味・酸味・うま味・苦味 があります。

甘味は糖質、塩味はナトリウムなどミネラル、うま味は様々な種類のアミノ酸、酸味は有機酸への反応に基づく知覚で、甘味・塩味・うま味は、人体に不可欠な栄養素の存在を知らせるシグナルです。
が、酸味は腐敗のシグナルとしても働き、苦味は、食べてはいけない有害物のシグナルとして働きます。

植物に含まれる代表的な苦味物質にアルカロイド類があります。
コーヒーやお茶の中のカフェイン、カカオ豆に含まれるテオブロミン、たばこのニコチンがこの仲間で、主にその生理作用が活用されています。これらは、多量に摂取すれば有毒ですが、適度な量ならリラックスしたり眠気を防止したり、気分転換や思考力を回復させます

ゴーヤの独特の苦味は、ウリ科の植物に含まれるククルビタシンの仲間、モモルデシンによるものです。ククルビタシンには抗がん作用があることが知られていますが、 モモルデシンにも 血糖降下作用や健胃作用、食欲増進作用、血圧のコントロール作用があると言われています。

赤ワインやお茶の苦味・渋味成分カテキンは、動脈硬化など循環器での疾病の防止や、癌に対する予防効果があると言われています。
チョコレートの苦み成分テオブロミンには、精神をリラックスさせ集中力を促進させる作用があることがわかっていますし、カカオポリフェノールには、抗酸化作用、動脈硬化の予防、抗ストレス効果などがあることが次々報告されています。また、最近、ホップに由来するビールの苦み成分イソフムロン類にも生活習慣病に効果があることがわかってきました。


本来、身を守るために反射的に拒否してきたはずの『苦味』ですが、このように苦味成分から人体に有用な生理活性作用が次々に明らかになってきているのはとても興味深いですね


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| Yukiyo | 食品・栄養 | 20:03 | comments(6) | -
皆さま

コメントありがとうございました(*^-^)

苦み成分の有用作用が次々発見され、注目されてきていますね。
苦手なのに体にいいからと無理して食べる必要はないと思いますが、これも自然の恵み…上手に取り入れていきたいですね。
| Yukiyo | 2011/09/06 1:23 AM |

こんばんは!

ゴーヤや山菜の苦みはいまだに苦手です。
コーヒーやチョコの苦みは好きですが・・・
| あっきー | 2011/09/05 1:10 AM |

よくよく見ると形はぼこぼこ、味は苦くて変な食べ物ですね。
でもとても体に良いのですね
| milk | 2011/09/02 7:45 PM |

酸味は腐敗のシグナルとしても働き、苦味は、食べてはいけない有害物のシグナルとして働く・・・
なるほどです。
| K2 | 2011/09/02 6:17 PM |

苦味にも色々な種類や効用があるんですね。
| まこと | 2011/09/02 5:45 PM |

確かに、子供のころはゴーヤとか山菜とか苦くて食べられませんでしたが、今はこの苦みが好きです。
体にいいのは嬉しいですね。
| Hana | 2011/09/02 11:29 AM |












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