2010.08.03 Tuesday
睡眠と肥満の関係
先日ニューズウィークの、睡眠と肥満に関する記事をご紹介しましたが、少し補足しますね。
体に蓄積されているブドウ糖や脂肪などを、寝ている間に燃焼できるように促すコルチゾールというホルモンがあります。 これは午前3時から明け方にかけて分泌され、体に蓄積されているブドウ糖や脂肪などを、寝ている間に燃焼できるように促すホルモンで、ターンオーバーもスムーズに働きかけます。 睡眠時間が4時間以下の人は、体内のインシュリンがブドウ糖の代謝を正常に行えなくなり、太りやすいという研究結果がありますが、とはいえ、たくさん寝ればいいのかというと、そういうわけではありません。 コルチゾールが効率よく分泌するには、午前0〜6時をコアタイムにして、7〜8時間睡眠を摂るのが理想的で、たくさん睡眠をとりすぎると、睡眠中に休んでいる神経中枢が制御された状態になるので、体の各機能の動きが鈍くなって太りやすくなるのだそうです。 以前にも書きましたが、睡眠中は、抗酸化作用のあるメラトニンという睡眠ホルモンが分泌され、午後8時から午前4時は代謝や栄養吸収が行われる大切な時間帯です。 毎日暑くて寝苦しいですが、工夫して、しっかり睡眠をとりましょう 余談ですが・・・ 「睡眠」について考えると、『マシニスト』という映画が頭に浮かびます。これは逆に寝ないで痩せていくのですが・・・。 365日間眠れずどんどん痩せていく男性を演じたクリスチャン・ベールは、この映画のために約30キロ減量して54キロまで体重を減らしガリガリになりました。それだけでもすごい役者魂!と思いますが、そのすぐ後『バットマン・ビギンズ』の撮影が控えていたため、体格を戻す為に大量の食料を摂取し、6ヶ月で体重86キロまでウエイトアップという過酷なトレーニングをやり遂げ、マッチョな体を披露しました。両方の映画を観ましたが、とても同じ人物とは思えませんでした。 すごすぎます・・・ |